斜めに生えてきた二本の親知らず

数年前の出来事です。奥歯が痛くて歯科医院に行き、診察を受けました。レントゲン検査をして分かったのは、奥歯の隣に親知らずが生えてきていて、奥歯の神経を刺激しているので痛みが生じているとの事でした。 まだ歯茎の中にいる状態の親知らず、歯茎を切開してから抜歯するしかないが、一般歯科医院では処置できないので、大学病院に紹介状を書きますと言われました。予約を取り、毎日ドキドキしながら過ごしました。新幹線で一駅分離れた大学病院には初めて行く所でした。一人で新幹線に乗るのも滅多にないし。レントゲンを撮ったら、「左右両方に親知らずが生えてきている、遠い所から来ているので一本ずつ抜くのも大変でしょうから、今日二本抜きましょう!」と予想外の返事されました。麻酔をかけていたのでそんなに痛くはなかったのですが、親知らずの根っこを掘り返すような感じで押されたり引っ掻き回されたような感じは、恐怖でした。終わった後もなかなか血が止まらず、結局は綿を噛んだまま新幹線で帰る事になりました。ハンカチで何回も口の周りを拭きましたが、血がタラっと流れてくるのには困りました。親知らずは4本あるそうですが、私の場合問題になったのは下の親知らずだけです。上の親知らずは気が付かないうちに無事に生えてきたのでしょうね。「大きな病院で親知らずを抜いてきなさい」きっかけは定期検診で個人経営の歯医者を訪れた時の一言です。どうやら親知らず手前の歯が虫歯になっており、その原因は親知らずが横向きに生えている所為だとのことでした。ただ、ここじゃできないから大きな病院に行って抜くように言われて、まあいいかと紹介状を片手に総合病院へ向かいました。私にとって親知らずの抜歯は初めての経験です。向かった病院での担当医は若い男性の先生でした。後に分かったことですが、親知らずの抜歯は大変体力と力がいる為、年配の先生や女医では難しいとのことです。また、病院は忙しい時期でもあって、他に担当できそうな先生がいなかったこともあるようでした。抜歯後に考えられる影響を過去の患者さんの例を参考に詳しく丁寧に説明してくださり好印象でした。同意書にサインし、スケジュールを合わせ抜歯する日を決めます。抜歯当日、対象の親知らずは2本で、私は専用の椅子の上に寝ており、親知らずをペンチで挟まれグイグイと頭を揺さぶれます。麻酔のおかげで痛くはないのですが、緊張のため全身から吹き出る冷や汗を感じながら、早く終わることを願っていました。「やりましたよ!」その時の汗だくで担当の先生の抜歯をやり遂げた笑顔を、マスク越しでも鮮明にイメージできました。抜歯にかかった時間はおよそ1時間で、その間小休止を入れながらも、ずっと運動し続けていたと考えるとその辛さを想像しやすいのでないでしょうか。麻酔と痛み止めのおかげで抜歯後の痛みはほとんどなく、顎に残る痺れとヨダレの方がずっと気になっていました。一日ほどで腫れの痺れもなくなり、仕事にも支障はありませんでした。数年経った今でも生活に支障はありませんが、残り2本の親知らずも抜いてた方が良いとのことで検討しているところです。

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