ブリッジ治療を受けた後、気になるのが「このブリッジは一体どのくらい持つのだろう?」という寿命の問題です。一般的に、保険適用のブリッジの平均寿命は7年から8年程度と言われています。しかし、これはあくまで平均値であり、お口の中の状態や日々のケア次第で、5年でダメになることもあれば、15年以上問題なく使い続けられることもあります。ブリッジの寿命を左右する要因は、主に以下の点が挙げられます。●土台となる歯(支台歯)の健康状態:ブリッジを支える土台の歯が、もともと健康で丈夫かどうかが、寿命の基礎となります。●噛み合わせ:ブリッジに過度な力がかからないよう、噛み合わせが精密に調整されていることが重要です。歯ぎしりや食いしばりの癖も、寿命を縮める大きな要因となります。●歯科医師の技術:土台の歯の削り方、型取りの精度、接着の技術など、治療全体のクオリティが寿命に大きく影響します。そして、これらの要因以上に寿命を決定づけるのが、患者さん自身の「セルフケアと定期メンテナンス」です。ブリッジの寿命が来てしまう主な原因は、土台の歯が虫歯や歯周病になってしまうことです。特に、ブリッジの橋の部分(ポンティック)と歯茎の間は、食べカスや歯垢が非常に溜まりやすく、清掃が難しい場所です。この部分のケアを怠ると、土台の歯の根元から虫歯が進行したり、歯周病で歯を支える骨が溶けたりして、ブリッジごとダメになってしまいます。ブリッジの寿命を最大限に延ばす秘訣は、この清掃しにくい部分をいかに攻略するかにかかっています。歯ブラシだけでなく、「歯間ブラシ」や、ブリッジの下を通すための専用のフロス「スーパーフロス」などを毎日必ず使用する習慣をつけましょう。さらに、自分では取りきれない汚れを落としてもらい、噛み合わせのチェックなどを受けるために、3ヶ月から半年に一度は歯科医院で定期メンテナンスを受けることが不可欠です。日々の丁寧なケアとプロによるチェック、この両輪が、あなたのブリッジを長く守るための鍵となるのです。